広告代理店・印刷会社の方へ

受注額は変わらないのに、
外注費だけが増えていく。

提案が通って受注したときの粗利率と、納品して請求書を出したあとの粗利率が違う。差を作ったのは、途中で足したデザインの追加分、急ぎで頼んだ撮影、刷り直し——どれも小さく、どれも記録に残っていません。Pipelia は、その積み上がりを進行中に見えるようにするツールです。

入稿・面付け・色校正の進行を管理するツールではありません。扱えること・扱えないことをこのページに書いています。

先に3行で

  • 1案件に複数の外注先(デザイン・撮影・ライティング・印刷)をぶら下げて管理できます。
  • 追加で出た外注費がそのまま粗利に反映され、納品前に粗利率の低下が見えます
  • 入稿データ管理・面付け・色校正の進行はできません。そこはいまのツールのままで。

この業種で粗利が消える場所

広告・印刷の仕事は、受注してから納品までに関わる人が増えていくのが特徴です。 ディレクション、デザイン、コピー、撮影、イラスト、印刷、加工。 自社で全部やることは少なく、多くが外に出ます。

そして、途中で仕様が変わります。「やっぱりB案で」「写真を差し替えたい」「部数を増やす」。 このとき増えるのは作業時間ではなく外注費で、しかも受注額は据え置きのことが多い。

  • 提案中の案件が何件・いくらあるか、月末になるまで分からない
  • 1案件にいくつ発注を出したか、担当者しか把握していない
  • 追加対応で増えた外注費が、どこにも集計されていない
  • 印刷所への支払いと、クライアントからの入金の時期がずれて資金が薄くなる
  • 案件が終わって請求してから、思ったより残っていないと気づく

ここが分かれ目:粗利が落ちること自体は避けられません。問題は気づくのが納品後になることです。 進行中に見えていれば、追加の見積を出す、部数を調整する、次回の見積に反映する——打つ手があります。

言葉の対応

Pipelia の画面は業種を問わない一般的な言葉で書かれています。読み替えはこの表のとおりです。

現場の言葉と、Pipelia の画面の言葉
現場での呼び方Pipelia の画面補足
案件・ジョブ案件1つの制作物・キャンペーンが1案件です
デザイナー/ライター/カメラマン/印刷所外注先発注先として登録します
引き合い・与件営業リスト受注前の相手はここに入れます
提案中・見積提出中商談金額と確度で管理します
進行表・香盤工程(ガントチャート)工程名は自由に決められます

引き合いから入金までの流れ

一度入れた情報が次の工程へ流れるので、同じ内容を書き写す作業がなくなります。

  1. 引き合いを登録する既存クライアントからの相談、紹介、問い合わせフォームからの新規を営業リストに入れます。「秋の販促でまた声をかける」もここに記録しておけば、その時期にアラートが出ます。
  2. 提案・見積を出したら商談にする金額と確度をつけて管理します。提案中の案件が何件・合計いくらあるかが一覧で見えます。
  3. 受注したら案件が自動で作られる商談を受注に動かすと、そのまま案件になります。金額もクライアントも引き継がれます。
  4. 外注先へ発注するデザイン・撮影・ライティング・印刷を、それぞれ発注として登録します。1案件に何件でもぶら下げられます。
  5. 入金と支払いを記録する印刷所への支払いが先、クライアントからの入金が後、という時間差が資金繰りの画面に並びます。案件ごとの粗利はこの時点で出ています。

追加分の管理

この業種でいちばん効くのがここです。途中で発生した外注費は、その案件に発注を追加するだけで粗利に反映されます。

受注額を据え置いたまま外注費が増えたとき
受注時追加が3件出たあと
受注額変わらない変わらない
外注費見積時の想定追加分が積み上がる
粗利想定どおりその場で下がって見える

注意:これは記録の仕組みであって、クライアントへの追加請求を自動で立てるものではありません。 数字が見えるようになるだけです。ただ、見えていない状態で「今回はサービスで」を重ねるのと、 粗利率が落ちるのを見ながら判断するのとでは、結果がまったく変わります。

画面ごとの使い方

作り物のイメージ図ではなく、実際のアプリの画面です。

※ 画面に入っているのはデモ用のサンプルデータです。案件名も工程名も自由に決められます。

Pipelia の商談管理画面。ステージごとの列に商談カードが並ぶカンバン形式
提案中の案件 — 提案・見積提出・検討中を列で並べます。動いている提案の合計金額が見えるので、 「今月は決まりが薄い」に月末ではなく月中で気づけます。
Pipelia の発注管理画面。発注先・金額・進捗・支払状況が案件ごとに一覧されている
複数の外注先への発注 — 1案件にデザイン・撮影・印刷の発注をぶら下げ、それぞれの金額と支払状況を並べます。 「この案件、結局いくつ外に出したか」が一目で分かります。
Pipelia の粗利管理画面。案件別の粗利率と月次推移が表示されている
案件ごとの粗利 — 受注額から外注費を引いた粗利が案件ごとに出ます。粗利率の低い案件が並ぶので、 「この種類の仕事は毎回薄い」というパターンが見えます。次の見積の根拠になります。
Pipelia の資金繰り画面。入金予定と支払予定が月ごとに並び、残高の推移が表示されている
資金繰り — 印刷所への支払いが先、クライアントからの入金が後。この時間差が続くと、 受注が増えているのに手元が苦しくなります。どの月が薄くなるかを先に見ておけます。

外注先とつながる

相手も Pipelia を使っている場合だけの機能ですが、ここが他のツールにない部分です。 あなたの「発注」がそのまま相手の「受注」になります

  • 発注書をメールで送って、受けてもらえたか確認する往復がなくなります
  • 進捗を相手が更新すると、こちらの進行表にそのまま反映されます
  • あなたの「支払済」と相手の「入金確認」を突き合わせて、認識のズレをその場で検知します
  • 共有されるのはその取引の件名・金額・納期・進捗・支払だけ。ほかのクライアントや案件は互いに見えません

相手が使っていなくても大丈夫です。連携は「相手も使っているときに効く上乗せ」で、必須ではありません。 使わなくても発注・外注費・支払状況の管理と案件ごとの粗利はそのまま動きます。 相手はFreeプラン(0円)のままでも参加できるので、付き合いの長いデザイナーや印刷所から声をかけるのが現実的です。

外注先との連携の詳細を見る →

できないこと

この業種で期待されがちですが、Pipelia が持っていない機能です。

扱わないもの
機能状況
入稿データの受け渡し・バージョン管理ありません。いまお使いのストレージ・入稿システムのままで
校正・赤字のやり取り(校正支援)ありません。工程として進捗を管理することはできます
面付け・刷版・印刷機のスケジュールありません
用紙・インキの在庫管理ありません
原価の積み上げ(用紙代・自社人件費・機械の償却)扱いません。粗利は「売上 − 外注費」のみです
広告出稿の実績・レポート連携ありません

Pipelia が見るのは「いくらで受けて、外にいくら払って、いくら残ったか」。
用紙代や自社の工数まで積む原価計算が必要なら、印刷業専用の基幹システムのほうが合います。

よくある質問

広告代理店・印刷会社でもPipeliaは使えますか?

使えます。Pipeliaは「受注して、デザイナーやライター、印刷所などの外注先に出して、案件ごとに粗利が残る」という仕事の流れに合わせて作られています。引き合いの管理から見積・受注、外注への発注、案件ごとの粗利までを1つで扱えます。ただし入稿データの管理、面付け、色校正の進行管理といった印刷業務そのものの機能は持っていません。

1案件に複数の外注先が入っても管理できますか?

できます。1つの案件に対して、デザイン・撮影・ライティング・印刷というように複数の発注をぶら下げられます。それぞれの発注金額と支払状況が案件に紐づくので、外注費の合計と粗利が自動で出ます。工程ごとに担当(自社か、どの外注先か)を割り当てることもできます。

途中で追加になった作業の費用も追えますか?

追えます。追加で発生した外注費は、その案件に発注を追加すれば粗利に反映されます。受注額を据え置いたまま外注費だけが増えれば粗利率が下がるので、「無償対応がどこまで積み上がっているか」が進行中に数字で見えます。ただし、これは記録の仕組みであって、クライアントへの追加請求そのものを自動化するものではありません。

再校・修正の往復も工程として管理できますか?

工程として並べることはできますが、Pipeliaは校正のやり取りそのもの(赤字の共有やバージョン管理)を扱うツールではありません。「初校 → 再校 → 校了」を工程として置いて進捗と納期を管理する使い方になります。データのやり取りは、いま使われている入稿システムやストレージをそのままお使いください。

外注先もPipeliaに登録してもらう必要がありますか?

ありません。登録してもらわなくても、発注内容・外注費・支払状況の管理と案件ごとの粗利計算はそのまま使えます。相手も使っている場合は「外注先との連携(Network)」で発注をそのまま相手の受注として渡せて、進捗と支払いの認識合わせが要らなくなります。相手はFreeプラン(0円)のままでも参加できます。

フリーランスのデザイナー・ライターとしても使えますか?

使えます。役割は取引ごとに決まるので、代理店から受ける側としての利用も想定しています。元請がPipeliaを使っていれば受注リクエストを承認するだけで自社の案件になり、受注側としての利用に件数の制限はありません。自分がさらに誰かに出す場合は、そのまま発注側にもなれます。

まず試す

登録なしで、そのまま触れます

サンプルデータの入った Pipelia をブラウザで開くだけで操作できます。メールアドレスも要りません。画面を見てから、自分の案件の回し方に合うかを判断してください。Freeプランは0円で使えます。

ほかの業種: 業種別の一覧を見る →

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