先に3行で
- 工事を1件=1案件として、引き合い → 見積 → 受注 → 発注 → 入金まで1本で管理します。
- 協力会社への発注と支払いを記録すると、工事ごとの「売上 − 外注費」が自動で出ます。
- 工事台帳・材料費の原価計算はできません。そこが必要なら建設業専用ソフトのほうが合います。
いまの回し方と、その限界
建設・内装の仕事は、道具がすでに揃っています。工程はホワイトボードか工程表、 協力会社とのやり取りは電話とFAXとLINE、請求と入金は会計ソフト。 それぞれは長年うまく回っていて、置き換える理由はありません。
問題が出るのは、そのあいだです。
- 見積を出したまま返事待ちの案件が、何件あるか即答できない
- 「来月あたり声かけます」と言われた相手に、連絡し忘れる
- どの職人にいくらで頼んだかが、頭の中と手帳にしかない
- 払ったつもりの外注費が、相手の認識では未入金になっている
- 工事が終わって請求書を作る段になって、はじめて手残りが分かる
本当の損失はどこか:赤字工事より痛いのは、取れたはずの仕事を忘れて落とすことです。 現場が忙しい時期ほど引き合いへの返事が遅れ、暇になった頃には相手が別の業者に決めている—— この波を平らにするのが、Pipelia がいちばん貢献できるところです。
言葉の対応(工事=案件)
Pipelia の画面は、業種を問わず使えるように一般的な言葉で書かれています。 読み替えはこの表のとおりです。ここさえ掴めば、あとは迷いません。
| 現場での呼び方 | Pipelia の画面 | 補足 |
|---|---|---|
| 工事・現場 | 案件 | 1件の工事が1つの案件になります |
| 協力会社・職人・一人親方 | 外注先 | 発注先として登録します |
| 引き合い・見込み | 営業リスト | 受注前の相手はここに入れます |
| 見積提出中 | 商談 | 金額と確度をつけて進捗を管理します |
| 工程・段取り | 工程(ガントチャート) | 名前は自由に決められます |
| 出来高・請求 | 入金予定 | 資金繰りの画面に載ります |
工程の名前は自由に決められるので、「解体 → 下地 → 仕上げ → 検査 → 引き渡し」のように、 いつも使っている段取りをそのまま並べられます。
引き合いから入金までの流れ
一度入れた情報が次の工程へ流れるので、同じことを書き写す作業がなくなります。 転記が消えると、金額の食い違いも消えます。
- 引き合いを登録する設計事務所・元請・紹介・ホームページからの問い合わせを、営業リストに入れます。「3ヶ月後にまた声をかける」もここに記録しておけば、その時期にアラートが出ます。
- 見積を出したら商談にする金額と確度をつけて商談として管理します。見積提出中の工事が何件・いくらあるかが一覧で見えます。
- 受注したら案件が自動で作られる商談を受注に動かすと、そのまま工事(案件)になります。金額も相手先も引き継がれるので、入力し直しません。
- 協力会社へ発注する工程ごとに担当を割り当て、外注先への発注を作ります。発注金額・納期・支払予定がその工事に紐づきます。
- 入金と支払いを記録する入金予定と外注費の支払予定が資金繰りの画面に並びます。工事ごとの粗利は、この時点で自動的に出ています。
画面ごとの使い方
作り物のイメージ図ではなく、実際のアプリの画面です。
※ 画面に入っているのはデモ用のサンプルデータ(別業種の例)です。案件名も工程名も自由に決められるので、 実際には「〇〇邸 内装工事」「解体 → 下地 → 仕上げ → 検査」のように、いつもの呼び方で並びます。

工程の管理:「解体 → 下地 → 仕上げ → 検査」を横棒(ガントチャート)で並べ、工程ごとに自社か協力会社かを割り当てます。 複数の現場が同時に走っていても、どこが遅れているかが線を見れば分かります。 ※ この画面だけはデモのサンプルが別業種の工程名で入っているため、実画面の掲載を控えています。 デモを開けば操作できます。



協力会社とつながる
相手も Pipelia を使っている場合だけの機能ですが、ここが他のツールにない部分です。 あなたの「発注」がそのまま相手の「受注」になります。
- 発注書をメールで送って、届いたか確認する手間がなくなります
- 進捗を相手が更新すると、こちらの工程表にそのまま反映されます
- あなたの「支払済」と相手の「入金確認」を突き合わせて、認識のズレをその場で検知します
- 共有されるのはその取引の件名・金額・納期・進捗・支払だけ。ほかの現場や取引先は互いに見えません
相手が使っていなくても大丈夫です。連携は「相手も使っているときに効く上乗せ」で、必須ではありません。 使わなくても発注・外注費・支払状況の管理と工事ごとの粗利はそのまま動きます。 相手はFreeプラン(0円)のままでも連携に参加できるので、付き合いの長い協力会社から声をかけるのが現実的です。
できないこと
建設向けと言うと期待されがちですが、Pipelia が持っていない機能です。 先に知っておいたほうが、試す時間を無駄にしません。
| 機能 | 状況 |
|---|---|
| 工事原価の積み上げ(材料費・労務費・現場経費) | 扱いません。粗利は「売上 − 外注費」のみです |
| 工事台帳・完成工事原価報告書 | ありません |
| 積算・拾い出し | ありません |
| 資材・在庫の管理 | ありません |
| 建設業法に基づく法定帳簿の作成 | ありません |
| 現場写真の管理・電子黒板 | ありません |
Pipelia が見るのは「いくらで受けて、外にいくら払って、いくら残ったか」。
材料費まで積む原価管理が必要なら、建設業専用ソフトのほうが合います。
よくある質問
建設業・内装業でもPipeliaは使えますか?
使えます。Pipeliaは業種専用のソフトではなく「受注して、協力会社や職人に出して、1件ごとに粗利が残る」という仕事の流れに合わせて作られています。工事を案件として登録し、協力会社を外注先として登録すれば、引き合いの管理から発注、工事ごとの粗利までを1つで扱えます。ただし工事台帳・材料費の原価計算・積算といった建設業専用の機能は持っていません。
工事原価は管理できますか?
「売上 − 外注費」までです。工事ごとに、いくらで受けて協力会社にいくら払ったか、手元にいくら残ったかは自動で出ます。一方で材料費・自社の人件費・現場経費・重機のリース料などは扱っていないため、完成工事原価報告書のような積み上げ計算はできません。そこまで必要な場合は建設業専用の原価管理ソフトをご検討ください。
協力会社もPipeliaに登録してもらう必要がありますか?
ありません。登録してもらわなくても、発注内容・外注費・支払状況の管理と工事ごとの粗利計算はそのまま使えます。相手も使っている場合は「外注先との連携(Network)」で発注をそのまま相手の受注として渡せて、進捗と支払いの認識合わせが要らなくなります。相手はFreeプラン(0円)のままでも参加できます。
一人親方でも役に立ちますか?
役に立ちます。営業も現場も経理も自分ひとりという方のために作りました。引き合いの取りこぼしを防ぐ再連絡アラート、見積を出したまま止まっている案件の可視化、工事ごとにいくら残ったかの集計が使えます。外注に出さない場合は外注費が0円になるだけで、売上がそのまま粗利として出ます。Freeプランは0円・1ユーザーで使えます。
元請から受ける下請の立場でも使えますか?
使えます。役割は取引ごとに決まるので、ある工事では発注する側、別の工事では受注する側という使い方ができます。元請がPipeliaを使っていれば、受注リクエストを承認するだけで自社の案件として取り込めます。受注側としての利用に件数の制限はありません。
今使っているエクセルの工事一覧から移行できますか?
できます。引き合い・見込み客のリストはCSVインポートに対応しているので、テンプレートをダウンロードして今の表から貼り付けるだけで移せます。エクスポートも自由なので、合わなければデータを持ち出せます。
まず試す
登録なしで、そのまま触れます
サンプルデータの入った Pipelia をブラウザで開くだけで操作できます。メールアドレスも要りません。画面を見てから、自分の現場に合うかを判断してください。Freeプランは0円で使えます。
ほかの業種: 業種別の一覧を見る →