製造・加工の受注生産の方へ

外に出した加工賃が、
受注ごとに紐づいていない。

図面が来て、見積を出して、受注して、メッキと熱処理は外に出す。1つの受注が終わるまでに何社かを通り、そのたびに加工賃が出ていきます。その合計がどの受注に紐づいていたかは、たいてい月末に届いた請求書をめくって思い出すことになります。Pipelia は、その紐づけを発注のときに済ませておくためのツールです。

生産管理システムではありません。在庫・部品表・材料費の原価計算は扱いません。

先に3行で

  • 外注加工の発注を受注に紐づけて、受注ごとの「売上 − 外注費」を出します。
  • 過去の受注が金額と外注先つきで残るので、次の見積の根拠になります。
  • 在庫・部品表・材料費の原価計算はできません。生産管理システムの代わりにはなりません。

この業種でつまずく場所

受注生産の現場は、モノの流れがよく管理されています。図面があり、工程があり、 検査があり、納期がある。ここが崩れることは多くありません。

崩れやすいのはお金の紐づけのほうです。 外注加工の請求書は月末にまとめて届きますが、そこに書いてあるのは加工の内容であって、 どの受注のものかは書かれていません。

  • 見積を出したまま返事待ちの引き合いが、何件あるか即答できない
  • 外注加工の請求書を見て、どの受注のものか思い出すのに時間がかかる
  • 受注ごとにいくら残ったかが、期末にまとめてしか分からない
  • 「この加工、前回いくらで出したか」を探すのに図面と伝票をめくる
  • 安く受けてしまった仕事が、なぜ安かったのか説明できない

ここが効きます:外注加工の発注を、請求書が来てからではなく発注のときに受注へ紐づけておく。 それだけで受注ごとの手残りが自動的に出ます。作業が増えるのではなく、 月末にやっていた突き合わせが前倒しになるだけです。

言葉の対応

Pipelia の画面は業種を問わない一般的な言葉で書かれています。読み替えはこの表のとおりです。

現場の言葉と、Pipelia の画面の言葉
現場での呼び方Pipelia の画面補足
受注・オーダー案件1つの受注が1案件になります
外注加工先・協力工場外注先メッキ・熱処理・研磨などの発注先です
引き合い・図面問い合わせ営業リスト受注前の相手はここに入れます
見積提出中商談金額と確度で管理します
工程・段取り工程(ガントチャート)工程名は自由に決められます

工程の名前は自由に決められるので、「材料手配 → 切削 → メッキ → 検査 → 出荷」のように、 いつもの流れをそのまま並べられます。

引き合いから入金までの流れ

  1. 引き合いを登録する図面の問い合わせ、既存取引先からの相談、展示会で会った相手を営業リストに入れます。「次期の量産で声をかける」もここに記録しておけば、その時期にアラートが出ます。
  2. 見積を出したら商談にする金額と確度をつけて管理します。見積提出中の引き合いが何件・合計いくらあるかが見えるので、先の稼働を読めます。
  3. 受注したら案件が自動で作られる商談を受注に動かすと、そのまま案件になります。金額も取引先も引き継がれます。
  4. 外注加工へ発注するメッキ・熱処理・研磨などを発注として登録します。1つの受注に何件でもぶら下げられ、外注費の合計が自動で集計されます。
  5. 入金と支払いを記録する取引先からの入金予定と、外注加工先への支払予定が資金繰りの画面に並びます。受注ごとの粗利はこの時点で出ています。

画面ごとの使い方

作り物のイメージ図ではなく、実際のアプリの画面です。

※ 画面に入っているのはデモ用のサンプルデータです。案件名も工程名も自由に決められます。

Pipelia の発注管理画面。発注先・金額・進捗・支払状況が案件ごとに一覧されている
外注加工の発注 — どの受注で、どの協力工場に、いくらで出したか。支払済みかどうかまで一覧になります。 月末に請求書と受注を突き合わせる作業がなくなります。
Pipelia の粗利管理画面。案件別の粗利率と月次推移が表示されている
受注ごとの手残り — 受注額から外注費を引いた粗利が受注ごとに出ます。粗利率の低い受注が並ぶので、 「この種類の加工は毎回薄い」というパターンが見え、次の見積の根拠になります。

工程と納期:「材料手配 → 切削 → メッキ → 検査 → 出荷」を横棒(ガントチャート)で並べ、外に出す工程には外注先を割り当てます。 複数の受注が並走していても、どれが納期に近いかが線で分かります。 ※ この画面だけはデモのサンプルが別業種の工程名で入っているため、実画面の掲載を控えています。 デモを開けば操作できます。

Pipelia の営業リスト画面。優先スコア順に見込み客が並び、架電・メール送信の操作がその場でできる
引き合いの管理 — 図面の問い合わせや展示会で会った相手を一覧にします。 再連絡アラートが「次期の量産のときに声をかける」の取りこぼしを防ぎます。

外注加工先とつながる

相手も Pipelia を使っている場合だけの機能です。 あなたの「発注」がそのまま相手の「受注」になります

  • 発注書をFAXやメールで送って、受けてもらえたか確認する往復がなくなります
  • 進捗を相手が更新すると、こちらの工程にそのまま反映されます
  • あなたの「支払済」と相手の「入金確認」を突き合わせて、認識のズレをその場で検知します
  • 共有されるのはその取引の件名・金額・納期・進捗・支払だけ。図面やほかの取引先は互いに見えません

相手が使っていなくても大丈夫です。連携は「相手も使っているときに効く上乗せ」で、必須ではありません。 使わなくても発注・外注費・支払状況の管理と受注ごとの粗利はそのまま動きます。 相手はFreeプラン(0円)のままでも参加できるので、付き合いの長い協力工場から声をかけるのが現実的です。

外注先との連携の詳細を見る →

できないこと

製造業向けと言うと期待されがちですが、Pipelia が持っていない機能です。生産管理システムの代わりにはなりません。

扱わないもの
機能状況
在庫管理(材料・仕掛・製品)ありません
部品表(BOM)・所要量計算ありません
製造原価の積み上げ(材料費・加工賃・償却)扱いません。粗利は「売上 − 外注費」のみです
工程内の実績収集・設備の稼働管理ありません。工程は日〜週単位の進捗として扱います
図面・技術文書の管理ありません
検査記録・トレーサビリティありません
自動発注・かんばんありません。発注は都度作成します

Pipelia が見るのは「いくらで受けて、外にいくら払って、いくら残ったか」。
モノの数と材料費を管理したいなら、生産管理システムと併用してください。

よくある質問

製造業・加工業でもPipeliaは使えますか?

使えます。Pipeliaは「受注して、外注加工先に出して、受注ごとに粗利が残る」という仕事の流れに合わせて作られています。引き合いの管理から見積・受注、メッキや熱処理などの外注加工の発注、受注ごとの粗利までを1つで扱えます。ただし生産管理システムではないため、在庫管理・部品表(BOM)・工程内の実績収集・材料費の原価計算は持っていません。

材料費を含めた製造原価は計算できますか?

できません。Pipeliaが計算するのは「売上 − 外注費」までです。外注加工に払った金額は受注ごとに集計されますが、材料費・自社の加工賃・機械の償却・電力費などは扱っていません。製造原価まで積み上げたい場合は、生産管理システムや原価管理ソフトが必要になります。

在庫や部品表(BOM)の管理はできますか?

できません。Pipeliaは受注・発注・入出金を管理するツールで、モノの数を管理する機能は持っていません。在庫や部品表は、いまお使いの生産管理システムやスプレッドシートをそのままお使いください。

同じ加工を繰り返し発注する場合も管理しやすいですか?

リピートの受注も、1回ごとに案件として登録して管理する形になります。過去の受注が金額・外注先・粗利とともに残るので、「前回この加工をいくらで出したか」をすぐ引けます。ただし、決まった数量を自動で発注し続けるような自動発注の機能はありません。

外注加工先もPipeliaに登録してもらう必要がありますか?

ありません。登録してもらわなくても、発注内容・外注費・支払状況の管理と受注ごとの粗利計算はそのまま使えます。相手も使っている場合は「外注先との連携(Network)」で発注をそのまま相手の受注として渡せて、納期と支払いの認識合わせが要らなくなります。相手はFreeプラン(0円)のままでも参加できます。

元請メーカーから受ける下請の立場でも使えますか?

使えます。役割は取引ごとに決まるので、ある受注では発注する側、別の受注では受注する側という使い方ができます。元請がPipeliaを使っていれば受注リクエストを承認するだけで自社の案件として取り込めます。受注側としての利用に件数の制限はありません。

まず試す

登録なしで、そのまま触れます

サンプルデータの入った Pipelia をブラウザで開くだけで操作できます。メールアドレスも要りません。画面を見てから、自社の受注の回し方に合うかを判断してください。Freeプランは0円で使えます。

ほかの業種: 業種別の一覧を見る →

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