先に3行で
- 顧問は継続の案件、スポットは単発の案件として分けて登録できます。
- 継続案件の入金は資金繰りに先まで織り込まれるので、来月以降の見通しが立ちます。
- タイムチャージ(時間あたりの採算)は出せません。粗利は「受任額 − 外注費」だけです。
この業種で効く場所
先に正直に書きます。この業種は外注比率が低いので、 Pipelia のいちばんの売りである「外注費を管理して粗利を出す」機能は、 建設や映像ほどには効きません。
効くのは別の2つです。
- 相談から受任までの取りこぼしを防ぐ「決算期になったらお願いします」「来期の体制が固まったら相談します」——この種の約束は、言われた瞬間は覚えていても、半年後には消えています。再連絡アラートがその時期に持ち出します。
- 顧問の継続収入とスポットを分けて先まで見る合計の売上だけを見ていると、スポットが多かった月を実力と読み違えます。継続とスポットを分けて並べれば、来月以降の底が見えます。
提携先への再委託がある場合:登記は司法書士へ、労務は社労士へ、というように外に出す場合は、 その費用を案件に紐づけて粗利まで出せます。金額は大きくなくても、 受任額に対して何割が外に出ているかは、値付けの材料になります。
言葉の対応
Pipelia の画面は業種を問わない一般的な言葉で書かれています。読み替えはこの表のとおりです。
| 事務所での呼び方 | Pipelia の画面 | 補足 |
|---|---|---|
| 顧問契約 | 案件(継続) | 月次の請求として登録できます |
| スポット業務・単発の依頼 | 案件(単発) | 1件ごとに登録します |
| 提携先(司法書士・社労士など) | 外注先 | 再委託する相手を発注先として登録します |
| 見込み客・相談 | 営業リスト | 受任前の相手はここに入れます |
| 提案中・見積提出中 | 商談 | 金額と確度で管理します |
顧問とスポットを分ける
案件は「継続(月次の請求)」と「単発」を分けて登録できます。 この区別をつけておくと、資金繰りの画面で先の入金が織り込まれます。
| 顧問(継続) | スポット(単発) | |
|---|---|---|
| 登録 | 月次の請求として1回 | 依頼ごとに1件 |
| 資金繰りへの反映 | 先の月まで織り込まれる | その月に載る |
| 見えること | 来月以降の底 | その月の上振れ |
この区別が効く理由:売上が良かった月に、それが顧問の積み上げによるものか、たまたま大きなスポットが入っただけかで、 次に取るべき行動が変わります。前者なら人を増やす検討、後者なら顧問の獲得。 合計しか見ていないと、この判断ができません。
相談から入金までの流れ
- 相談を登録する紹介、セミナー参加者、ホームページからの問い合わせを営業リストに入れます。「決算期に相談」もここに記録しておけば、その時期にアラートが出ます。
- 提案したら商談にする金額と確度をつけて管理します。返事待ちの提案が何件・合計いくらあるかが見えます。
- 受任したら案件が自動で作られる顧問なら継続(月次の請求)、単発ならスポットとして登録します。
- 提携先に出すなら発注を作る登記や労務などを再委託する場合は、その費用を発注として案件に紐づけます。自分で完結するなら発注は作りません。
- 入金を記録する顧問料の入金は先の月まで、スポットはその月に並びます。案件ごとの粗利も同時に出ています。
画面ごとの使い方
作り物のイメージ図ではなく、実際のアプリの画面です。
※ 画面に入っているのはデモ用のサンプルデータです。案件名も工程名も自由に決められます。




できないこと
この業種で期待されがちですが、Pipelia が持っていない機能です。 とくに1つ目は、導入前に必ず確認してください。
| 機能 | 状況 |
|---|---|
| 作業時間の記録・タイムチャージの計算 | ありません。時間あたりの採算は出せません |
| 申告書・登記書類の作成 | ありません |
| 記帳・帳簿・会計データの管理 | ありません |
| 顧客から預かった書類の保管・電子帳簿保存 | ありません |
| 職員の稼働管理・シフト | ありません |
| 自社人件費を含めた案件別の収支 | 扱いません。粗利は「受任額 − 外注費」のみです |
この業種で Pipelia が向いているのは、相談の取りこぼしを減らしたい、
顧問とスポットを分けて先を読みたいという事務所です。
よくある質問
士業・コンサルでもPipeliaは使えますか?
使えます。ただし他の業種とは効く場所が違います。外注が少ない業種なので、いちばん効くのは「顧問の継続収入とスポット案件を並べて、先の入金まで見通す」ことと、「相談から受任までの取りこぼしを防ぐ」ことです。登記や労務など提携先へ再委託する場合は、その費用も案件に紐づけて粗利まで出せます。
顧問料のような継続収入も管理できますか?
できます。案件は継続(月次の請求)と単発を分けて登録でき、継続案件の入金は資金繰りの画面に先まで織り込まれます。顧問がいくら、スポットがいくらという内訳が月ごとに並ぶので、「今月はスポットが多くて見かけ上よかっただけ」という状態に気づけます。
外注がほとんどないのですが、意味はありますか?
あります。外注に出さない案件は外注費が0円になり、受任額がそのまま粗利として出ます。この業種で効くのは粗利計算より、相談から受任までの管理(見込みの取りこぼし防止)と、継続収入の見通しのほうです。それでも足りないと感じる場合は、無理に導入する必要はありません。
作業時間をもとにした収支(タイムチャージ)は出せますか?
出せません。Pipeliaは時間の記録を持っていないため、「この案件に何時間かかったか」「時間あたりいくらになったか」は計算できません。粗利は「受任額 − 外注費」だけです。時間あたりの採算を見たい場合は、工数管理ツールと併用してください。
顧客の書類や申告データは管理できますか?
できません。Pipeliaは会計・税務・登記の業務システムではなく、営業と受発注・お金の流れを管理するツールです。申告書の作成、帳簿、書類の保管はいまお使いのシステムをそのままお使いください。
提携先の士業もPipeliaに登録してもらう必要がありますか?
ありません。登録してもらわなくても、再委託の発注・費用・支払状況の管理と案件ごとの粗利計算はそのまま使えます。相手も使っている場合は「外注先との連携(Network)」で発注をそのまま相手の受注として渡せます。相手はFreeプラン(0円)のままでも参加できます。
まず試す
登録なしで、そのまま触れます
サンプルデータの入った Pipelia をブラウザで開くだけで操作できます。メールアドレスも要りません。画面を見てから、自分の事務所の回し方に合うかを判断してください。Freeプランは0円で使えます。
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