先に3行で
- 追加でパートナーに出した分がそのまま粗利に反映され、納品前に粗利率の低下が見えます。
- 保守・運用は継続の案件として登録でき、制作の売上に埋もれずに積み上げが見えます。
- チケット管理・工数記録はできません。開発の進行はいまのツールのままで。
粗利が削られる2つの経路
この業種で「忙しいのに残らない」が起きるとき、原因はたいてい次の2つのどちらかです。 どちらも、起きている最中は見えません。
- スコープが膨らんで、外注費だけが増える受注額は契約時に決まっています。そこに「これくらいなら」で足した対応が重なると、増えたぶんの外注費はまるごと粗利から引かれます。1件ずつは小さいので、合計を見るまで気づきません。
- 保守の積み上げが、制作の売上に埋もれる数百万円の制作案件の隣にある月額数万円の保守は、合計の売上のなかでは目立ちません。ところが会社を支えているのはそちらだった、ということがよくあります。分けて見ないと、どちらを増やすべきか判断できません。
この2つを分けて持つ:追加の外注費は案件に紐づけて粗利へ、保守は継続案件として資金繰りへ。 Pipelia が他のツールと違うのは、営業から受注後のこの2つまでを同じ場所で持っていることです。
言葉の対応
この業種の言葉は、Pipelia の画面とほぼそのまま対応します。
| 現場での呼び方 | Pipelia の画面 | 補足 |
|---|---|---|
| 案件・プロジェクト | 案件 | 1つの制作・開発が1案件です |
| 保守・運用契約 | 案件(継続) | 月次の請求として登録できます |
| パートナー・協力会社・フリーランス | 外注先 | 発注先として登録します |
| 引き合い・相談 | 営業リスト | 受注前の相手はここに入れます |
| 提案中・見積提出中 | 商談 | 金額と確度で管理します |
工程の名前は自由に決められるので、「要件定義 → デザイン → 実装 → テスト → 公開」のように、 いつもの進め方をそのまま並べられます。
膨らんだぶんの外注費
追加で発生した外注費は、その案件に発注を追加するだけで粗利に反映されます。
| 受注時 | 追加対応が重なったあと | |
|---|---|---|
| 受注額 | 変わらない | 変わらない |
| 外注費 | 見積時の想定 | 追加分が積み上がる |
| 粗利 | 想定どおり | その場で下がって見える |
注意:これは記録の仕組みであって、クライアントへの追加請求を自動で立てるものではありません。 数字が見えるようになるだけです。ただ、見えていない状態で「今回はサービスで」を重ねるのと、 粗利率が落ちるのを見ながら判断するのとでは、期末の結果が変わります。
保守の継続収入を分けて見る
案件は「継続(月次の請求)」と「単発」を分けて登録できます。 保守・運用を継続として登録すると、その入金が資金繰りの画面に先まで織り込まれます。
- 制作の大きな売上と、保守の積み上げを分けて月ごとに見られます
- 「制作が途切れた月の底」がいくらなのかが、事前に分かります
- 保守が増えているのか減っているのかが、合計に埋もれずに見えます
なぜ効くか:売上が良かった月に、それが大型の制作案件によるものか保守の積み上げかで、次の一手が変わります。 前者なら次の案件を取りに行く必要があり、後者なら体制を厚くする判断ができます。
画面ごとの使い方
作り物のイメージ図ではなく、実際のアプリの画面です。




パートナーとつながる
相手も Pipelia を使っている場合だけの機能です。 あなたの「発注」がそのまま相手の「受注」になります。
- 発注書をメールで送って、受けてもらえたか確認する往復がなくなります
- 進捗を相手が更新すると、こちらの工程にそのまま反映されます
- あなたの「支払済」と相手の「入金確認」を突き合わせて、認識のズレをその場で検知します
- 共有されるのはその取引の件名・金額・納期・進捗・支払だけ。クライアント情報やほかの案件は互いに見えません
相手が使っていなくても大丈夫です。連携は「相手も使っているときに効く上乗せ」で、必須ではありません。 使わなくても発注・外注費・支払状況の管理と案件ごとの粗利はそのまま動きます。 相手はFreeプラン(0円)のままでも参加できるので、いつも頼んでいるフリーランスから声をかけるのが現実的です。
できないこと
Pipelia はプロジェクト管理ツールの代わりにはなりません。 開発の進行は、いまお使いのツールと併用してください。
| 機能 | 状況 |
|---|---|
| チケット・タスク単位の管理 | ありません。工程は日〜週単位です |
| 作業時間の記録・工数集計 | ありません |
| ソースコード管理・CI との連携 | ありません |
| バグ管理・問い合わせ対応の追跡 | ありません |
| 設計書・仕様書の管理 | ありません |
| 自社人件費を含めた案件別の収支 | 扱いません。粗利は「売上 − 外注費」のみです |
Pipelia が見るのは「いくらで受けて、外にいくら払って、いくら残ったか」。
そこから先の進行管理は、使い慣れたツールのままで構いません。
よくある質問
Web制作・システム開発でPipeliaは何が違いますか?
一般的なSFA/CRMは受注したところで管理が終わりますが、この業種は受注してからのほうが長く、外注費と追加対応が利益を決めます。Pipeliaは受注後の案件・工程、パートナーへの発注、案件ごとの粗利、保守の継続収入までを同じ場所で持っている点が違います。営業だけ、あるいはプロジェクト管理だけのツールとは扱う範囲が異なります。
スコープが膨らんだときの追加費用も追えますか?
追えます。追加でパートナーに出した分は、その案件に発注を追加すれば粗利に反映されます。受注額を据え置いたまま外注費だけが増えれば粗利率が下がるので、「無償対応がどこまで積み上がっているか」が納品前に数字で見えます。ただしこれは記録の仕組みであって、クライアントへの追加請求を自動で立てるものではありません。
保守・運用の継続収入は管理できますか?
できます。案件は継続(月次の請求)と単発を分けて登録でき、継続案件の入金は資金繰りの画面に先まで織り込まれます。制作の大きな売上に埋もれがちな保守の積み上げが、月ごとに分けて見えます。
工数やタスクの管理はできますか?
ガントチャート形式の工程管理はありますが、日〜週単位のものです。チケット単位のタスク管理、作業時間の記録、ベロシティのような指標は持っていません。開発の進行管理は、いまお使いのツールをそのままお使いください。Pipeliaが見るのは案件の期間と担当、そしてお金です。
多重下請けの構造でも使えますか?
使えます。役割は取引ごとに決まるので、ある案件では元請として発注し、別の案件では下請として受注するという使い方ができます。元請がPipeliaを使っていれば受注リクエストを承認するだけで自社の案件になり、受注側としての利用に件数の制限はありません。
フリーランスひとりでも役に立ちますか?
役に立ちます。営業も実装も請求も自分ひとりという方のために作りました。手が空いたときだけ営業して忙しくなると止まる、という波を再連絡アラートで平らにできます。外注に出さない場合は外注費が0円になり、受注額がそのまま粗利として出ます。Freeプランは0円・1ユーザーで使えます。
まず試す
登録なしで、そのまま触れます
サンプルデータの入った Pipelia をブラウザで開くだけで操作できます。メールアドレスも要りません。画面を見てから、自社の案件の回し方に合うかを判断してください。Freeプランは0円で使えます。
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