営業リストはスプレッドシート、案件管理は別のシート、外注費は請求書のフォルダの中——。受託の現場では、こういう分担がごく自然に出来上がります。1人で回しているうちは、これで困りません。
件数が増えたときに探し始めるのがSFA(営業支援ツール)です。ところが有名どころを試すと機能の多さに気後れし、価格表を見て手が止まる。結局スプレッドシートに戻る。Pipeliaの開発は、この行き止まりを受託の側から解消するために始まりました。
先に結論を書きます。受託事業者のSFA選びは、「受注した後まで見えるか」で決まります。
SFAは「受注するまで」のツールとして作られている
SFAの主機能は、商談のパイプライン管理・行動記録・売上予測です。営業部門が独立して存在する会社を想定した設計で、ゴールは受注。そこから先は、そもそも守備範囲に入っていません。
受託ビジネスは逆です。受注してからが本番で、制作、外注先への発注、検収、請求、入金確認と続きます。利益が確定するのは、外注費を払い終えて粗利が見えた瞬間です。

価格も見ておきましょう(2026年7月時点・各社公式サイト)。
- Salesforce:小規模向けのStarter Suiteで月額3,000円/ユーザー〜
- HubSpot Sales Hub:Starterは月額840円/シート(年払い)〜。上位のProfessionalは月額10,800円/シートに加えて、導入支援(180,000円)が必須
- kintone:スタンダードコースで月額1,800円/ユーザー(税抜)。ただし最低契約は10ユーザーからで、SFAとして使うにはアプリを自分で組む前提
安いプランが無いわけではありません。HubSpotのStarterは月1,000円を切ります。それでも受託に入れると、受注後の外注費や粗利は別のツール——多くの場合、元のスプレッドシート——で管理し続けることになります。「高いから合わない」のではなく、受注後がないから二重管理が残る。ここが本当の理由です。
スプレッドシートの限界は「転記」に出る
誤解のないように書くと、スプレッドシートは優秀です。無料で、自由で、1人なら十分回ります。営業リスト・案件表・入金チェック表をシートで組んでいる受託の現場は、珍しくもなんともありません。
破綻は転記から始まります。営業リストで「受注」に変えたら案件表に行を足す。発注したら外注費の列を埋める。入金が来たら入金表を消し込む。同じ情報を3回打ち直すうちに、どこかで1件抜けます。
そして粗利。売上から外注費を引くだけの計算なのに、シートが分かれているせいで月末にまとめて手計算になる。「今月、結局いくら残るのか」に即答できない状態が続きます。
見るべき3つのポイント
ここまでを踏まえると、受託事業者のチェックリストは3つに絞れます。
- 受注後まで守備範囲か:外注管理・粗利・資金繰りが同じツールの中にあるか。「案件管理もできます」ではなく、外注費を入れたら粗利が自動で出るか
- 価格と最低人数が規模に合うか:1〜数名のチームで月数万円は続きません。最低10ユーザーのような契約条件にも注意
- 今のシートから移行できるか:CSVインポートがあるか。移行に丸一日かかるツールは、たいてい使われなくなります
この3つを満たすように作ったのが Pipelia です
ここからは自社製品の紹介です。Pipelia(パイプリア)は受託事業者向けに作ったSFA/CRMで、営業リスト→商談→受注→外注→粗利・資金繰りまでが一本につながっています。受注すると案件が自動で生まれ、発注を登録すると外注費が粗利に反映される。転記がないので、抜けも起きません。

料金はFreeが0円(営業リスト100件・1ユーザー)、Proが1,100円/ユーザー・月(税込)で、初回は3ヶ月無料です。営業リストはCSVインポートに対応しているので、今のスプレッドシートから貼り付けて移行できます。
登録もメールアドレスも不要のデモを demo.pipelia.com で公開しています。読むより、触るほうが早いはずです。
よくある質問
1人でも導入する意味はありますか?
あります。転記と月末の手計算が消える効果は、むしろ1人経営のほうが大きいくらいです。Freeプランは1ユーザー・0円なので、まず営業リストだけ移して試すのが現実的です。
大手SFAとどちらを選ぶべきですか?
営業専任のチームがあり、受注後の管理を別部門が担う体制なら、大手SFAの設計が合っています。営業も制作も外注管理も同じ人がやる受託なら、受注後まで一本で見えるツールを選んでください。
外注先にもアカウント費用がかかりますか?
かかりません。外注先はFreeプランのまま、発注の承認・進捗共有・支払消込まで参加できます。何社つないでも、発注側のユーザー課金は増えません。
※本記事の価格・仕様は2026年7月時点で各社公式サイトを確認した情報です。最新の内容は各サービスの公式ページをご確認ください。
